破壊と再生

こんばんは。そろそろ朝晩は涼しくなってきているようですね。

でもまだまだ日中は暑い。皆様季節の変わり目には体調にお気をつけて。

と、人に言いますが自分にも言い聞かせます。えいむです。

 

私が通っているモダンミステリースクールでは、本物のマジックというものを学んでいます。

その中にエジプシャンマジックというものがあるのですが

古代エジプト、ファラオの時代から何千年も伝わる本物の魔法です。

ひっそりと、しかししっかりと正しく伝わっていることだからこそいろいろなことが起こるのです。

古代エジプトでは破壊と再生というものが大きなテーマとしてありました。

死後の世界と生の世界、今を生きながら永遠を生きる。

それを頭で理解するということではなく、しっかりと体得した時にこそ自らがマジックを起こせるようになるのです。

まだまだ勉強中ですが、私が子供の頃から古代エジプトを好きだったのはこの本物に出会うためだったのかな、と思います。

(小学生の時に、博物館にエジプト展を見に行ってミイラの作り方の絵本を買いました)

そして、最近ちょっとくだらないことで今を生きる人間として日々破壊と再生なのだと実感しましたよ。


先日の台風の日、昼間は晴れていても夜帰る頃には雨が激しいと聞いたので

日差しの強い昼間にレインブーツを履いて長傘を持って出かけました。

私の愛用のレインブーツはドクターマーチンです。

通常の8ホールと同じ形でありながら、ゴム製で隙間のない作り。

革製のブーツよりは少し硬いけれども、いつもの形で落ち着きます。

久々に、しかも暑い中履いて出かけたために、汗で擦れて靴擦れをしてしまいました。

行きには脱いで様子を見られる余裕がなく、目的地でちょっと確認して絆創膏を貼りました。

ふちの部分がふくらはぎとスネに擦れて、皮がむけた感じになってしまっていました。

とりあえず1日を終えて帰宅し、絆創膏を剥がしたところ

ずるっと剥けた感じで、出血はしていないものの真っ赤になって体液が滲んでおり。

これは、キズパワーパッドの出番だな。と思い、合計5箇所、ミニパッチと指先用の細長いタイプを駆使して貼ってみました。

キズパワーパッドは湿潤療法という、自らの治癒力を助ける傷の治し方をしてくれます。

新しい皮膚が再生するまで、仮の皮膚として傷を保護してくれるのです。

なので、2〜3日は貼りっぱなしにしておく必要があります。

体液を吸って膨れ上がってもはがさずに我慢。表面は防水なのでシャワーも浴びられます。

そしてあれから3日だな、と思い剥がしてみたところ。

1箇所を除き、ほぼ新しい皮が張っていましたよ。

まだ治っていなかったところには再びパッドを貼り、また数日待ちます。

キズパワーパッドには特に薬は塗られていないので、自らの治癒力で傷が再生したということですね。

しかし‥‥剥がしたときにちょっとくさかったw

傷が治るということは、傷んだところを排除して新しく体を作ったということです。

傷んだところを排除する、ということは自然の摂理としては

いらなくなった体の部分を腐り落としたということで、軽い腐敗臭ですよね。

再生するにはもともとあったものを破壊しないと、うまく出来上がらないということです。

筋トレと同じです。弱い筋肉を断裂、破壊して強い筋肉を再生させる。そうして強くなっていくのです。

つまり、自らの治癒力なしに強くなることはできない。

自分の力量を少し超えたところまで、破壊されることを覚悟で踏み込んでいかないと強くなれないのです。

しかし人間、自らを守ろうとするもの。力量を超えたところまで、頑張るのはなかなか難しい。

危険かもしれない領域に踏み込むなんて、そう簡単にできることじゃない。

でも自分を甘やかしていては、いつまで経っても自らが線を引いた力量を超えることはできないのです。

自分を甘やかすということは、わがままを言うのと同じく、エゴのなせる技です。

甘やかすための貪欲ではなく、力量を超えるために貪欲にならないと。

人を傷つけたり、何かを強いるようなルール違反ももちろんいけません。

自分をより強く再生させるためには、一度弱い自分を破壊しないといけないのです。

自分を破壊するということも、なかなか勇気のいることですが

それが第一歩なのですよね。

さぁ、踏み出そう。と、思ったのなら、自分の足を自分の意思で動かして踏み出すのです。


うーん、たかが靴擦れでこんなことまで考えさせる形而上学すげえw

写真は先日作った麻炭とシトリンのピラミッドオルゴナイト。

五芒星や羽もエジプシャンマジックには大切なモチーフです。

ご購入希望他、気になる方はご連絡くださいませ。

Philae Glass

Craftwork and Healing Studio

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